貸借対照表をもとに会社の現状を把握する!

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貸借対照表をもとに会社の現状を把握する!

日付:2020年04月13日
カテゴリー:税務ノウハウ

はじめに

東京都新宿区の税理士法人阿部会計事務所の税理士の阿部です。

今回は、貸借対照表をもとに会社の現状把握を行うポイントについて、

述べていきたいと思います。

貸借対照表について

会社の財政状態を表す報告書のことを貸借対照表(Balance Sheet ※B/S)といいます。

記載事項には、会社の純資産(資本)とそれを導き出すための資産や負債等があります。

資産・負債に無駄がないかを確認する

貸借対照表の借方

会社の資本として、現金預金、売掛金、借入金、

在庫等の流動資産や固定資産(機械・設備・土地・建物等)が計上されています。

貸借対照表の貸方

買掛金・短期借入金等短期の債務である流動負債、

長期借入金等長期債務である固定負債と、資本金などの純資産が計上されています。

資金がどこから入ってきたかという、調達源泉を表しており、

負債は、他人資本、純資産は自己資本とも呼ばれます。

※貸借対照表は、流動資本や自己資本の割合が大きい状態が、

バランスの取れている財務状態といえます。

貸借対照表をもとにした現状把握のポイント

自社の貸借対照表の主要な勘定科目について、

前期の貸借対照表や同業種の黒字企業等と比較しながら、現状をチェックしていきます。

①現金預金の増加がみられるか

前期より、現金預金は増加しているのかを確認します。

仮に、売上の伸びと比較して、現金預金の増加が少なければ、

必要な設備投資や予定された借入金返済による減少を除いて、

売掛金の回収遅れや、在庫の増加、他の資産の購入に回っている可能性があります。

②売掛金が多すぎないか

売上に対して、売掛金の残高が多くなっていないかを確認します。

一般的には、売掛金の段高が、年商の1~2ヶ月相当であれば問題はないとされています。

③不良在庫が残っていないか

商品を仕入れてから、代金を回収するまでの期間が長くなるため、

在庫が必要以上に増えると、資金繰りを悪くさせます。

④固定資産が膨らんでいないか

固定資産が、固定負債と自己資本を合わせた額を超えて大きく膨らみ、

それに伴って流動負債が流動資本を大幅に上回っていないかを確認する必要があります。

⑤仮払金や役員貸付金等が残っていないか

借方に仮払金、立替金、役員貸付金が計上されていないかを確認する。

仮払金や立替金は、月末や期末には必ず精算し、貸借対照表上には残さないようにしましょう。

現像把握を終えて

以上のポイントをもとに、会社の現状を把握した後、

問題点が浮かび上がってきた際には、改善の道筋を見つけ、

即座に実行することが、黒字経営への第一歩です。