税理士ブログ
税務調査が多い季節はいつ?
はじめに
こんにちは!
東京都新宿区西新宿の税理士法人阿部会計事務所、税理士の阿部です。
今回は税務調査が多く入る季節はいつなのか、そもそもそんな季節はあるのかについてお話ししたいと思います。
税務調査が多い季節とは?
会社を経営していたり、個人で事業をしていたりすると、
気になるものの一つに税務調査があります。
よく年商1,000万円を超えると調査の対象となると言われますが、実際にこれまでの調査を振り返ると、確かに1,000万円を超えてくると可能性が高くなるように思います^^;
調査では、国税調査官が会社に来て、帳簿などの書類を確認し、適正に納税されているかをチェックします。
よく受ける質問としては、
「取引の契約書を見せてください」
「役員である奥さんの具体的な仕事内容を教えてください」
「この飲食代は誰と行ったものですか」
などでしょうか。
調査期間は短いときは1日で終わる場合もありますが、ほとんどのケースでは2~3日拘束されるため、仕事に影響が出てくる可能性もあります。
事業主からすると時間的拘束もあり少々やっかいとなる税務調査です・・・
では、どのような季節に税務調査が多く行われるのでしょうか。
結論から言いますと9~11月がもっとも多い季節になります。。
まさに今の時期ですね^^;
これは、実は税務署の署員の人事異動の時期と関係があります。
毎年7月10日が人事異動の日との決まりがあり、おおよそ3分の1の署員が異動の対象となると言われています。
3分の1という数字は決して少なくないですよね。雰囲気もガラっと変わりそうです。
そのため、異動期間前後は引き継ぎや仕事の整理で税務署内はどうしてもバタバタするようです。
そして、人事異動が終わって少し落ち着いた9月頃が動きやすい時期となるわけです。
異動後の人員により調査先の選定が行われ、7~8月後半から調査の連絡が会社に入り始めます。
お互いの予定を調整したあと9月~11月に調査が行われる流れとなります。
一方、調査が少なくなる時期はというと・・・
2~3月です。個人の確定申告がこの時期に集中することが大きな理由です。
署員さんもあちこちに確定申告の応援に行ったりしています。
可能性を考えると、調査が多くなる9~11月の前に自社の帳簿や会計内容をざっくり確認しておくのも一つの手です。
実際に調査の予定が入ってから書類を整理し始めると大変な作業になります。
そのためにも帳簿書類や契約書などは日頃から整理しておきたいところです。
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございます。
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