税理士ブログ
ギターでカバー『strawberry fields forever』②
投稿:2017.09.01 更新日:2021.08.17
前回のギターでカバー『strawberry fields forever』①に引き続き、
ビートルズの楽曲『strawberry fields forever』ですが、
実はこの曲、、
2つのテイクが合体されて世に出されためずらしい曲です。
合体といっても、
前半テイク1と後半テイク2をきれいに合わせました~
というレベルの合体ではなく、
2番の途中からしれっと別テイクに切り替わっているのです。
具体的には、
『let me take you down cause I’m』/結合部/『 going to』
で切り替わります。
さらに、おおもとのテイク1とテイク2は、
なんとBPMとキー(調)が異なります。
ジョンレノンが、
テイク1とテイク2を両方気に入り、
甲乙つけがたく、どちらか選ぶことができずに、
「じゃあつなげといて~」
と、ジョージ・マーティンにさらっと無謀な依頼をして、
ジョージ・マーティンがさらっと応えてしまったというわけです。
BPMもキーも異なるテイクのため、
ジョージ・マーティンはスピードや音程を調整して、
徐々にテイク1のスピードを上げながら、
先ほどのテイク2との結合部分に落としどころを見つけたという、
みごとなプロデューサーぶりを発揮してます。
確かにこの部分から、
右チャンネルにストリングスが入ってきて、
不思議な印象を与える部分です。
このことは初めてこの曲をコピーしようとしたときに、
ビートルズ本に書いてあったのを偶然見つけて驚いた記憶があります。
普通に聴いていたら聴き流してしまうような細部にも、
当時のレコーディングの緻密な計算が隠されていて奥が深い!